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大学院進学までのスケジュール 早稲田と東京科学

こんにちはタイガです。

この記事では私が大学院進学するまでの流れをまとめました。

大学院進学を考えている方の参考になれば嬉しいです。

大学院で外部進学することを決めた理由

私が大学院を意識し始めたのは大学3年の秋学期です。

この頃配属先の研究室が決まりました。

そして週1くらいで研究室に通い、研究するために必要なことを学んでいました。

 

私の研究室では電池についての研究をしており、学びを深めるにつれて興味が湧いてきました。

学部就職予定で就活していたのですが、

電池を深く研究したいと思い、大学院に進学することを決めました。

 

ただ前述した通り、学部で就職するつもりだったので勉強はあまりしていませんでした。

もちろん成績も悪く、大学院への推薦のための成績は足りませんでした。

そのため外部入試を受けることになりました。

 

早稲田大学院を進学することも考えていましたが、

私の希望に近いテーマで研究でき、なおかつ国公立のために学費の安い東京科学大学院を志望しました。

院試までのスケジュール

私の大学院入試までのスケジュールは以下の通りです。

2月:問題集を解き始める
3月:研究室見学
4月:新学期スタート
5月:過去問を解き始める
6月:研究室の院試休み
7月:早稲田院試
8月:東京科学院試

ここからは月ごとに何をしたか、まとめていきます。

2月:問題集を解き始める

秋学期の定期試験が諸々終わってから問題集を解き始めました。

せっかくの春休みですが、授業の記憶が全くない私はこれくらいから始めないと恐怖でした。

 

使い始めた問題集は以下の通りです。

  • 無機化学演習 大学院入試問題を中心に
  • ウォーレン有機化学 上下

 

東京科学は無機化学と有機化学を受験するつもりで考えていました。

ただ物理化学受験も考えていたので、無機化学だけに集中して勉強していました。

 

また使った問題集について、以下の記事で詳細に紹介しています。

 

3月:研究室見学

早稲田の場合は配属されている研究室をそのまま上がるつもりだったので、東京科学の研究室見学に行きました。

個人的にアポイントを取らず、研究室見学イベントに参加しました。

このイベントでは複数の研究室を同日に回れたため、とても効率よく研究室に関する情報を集められました。

 

東京大学大学院でも似たようなイベントが開催されています。

私個人の意見ですが、わざわざ個人的にアポ取ってまでも見学する必要はないと感じました。

教授や先輩と話す機会があったので。

日常の姿を見たい方はアポを取るべきだと思いますが。

 

勉強面ではウォーレン有機化学を学習し始めました。

有機化学を始めたキッカケは、東京科学の研究室見学時に先輩から

有機と無機の受験が大多数、たまに物理化学受験者がいるくらい。
と言われたからです。
この一言を聞いてから、ひたすらウォーレンを進めて有機化学にのめり込みました。

4月:新学期スタート

4年生となり、授業が始まりました。

授業が始まると課題やテストに追われ、また研究室でも実験やゼミのために勉強時間は大きく減りました。

 

3月では1日3時間くらい取れていたのに対して、4月では1日1時間から2時間くらいでした。

授業と研究を含めた生活への慣れなど勉強できなかった日もあったので、私にとって1番キツイ時期でした。

 

そもそも原因は3年生までに授業をあまり取っていなかった私の自爆ではありますが。

ただ卒業認定単位が136単位って、多くないですか、、、。

5月:過去問を解き始める

無機化学演習、ウォーレン有機化学の理解がだいぶ深まったところで東京科学の過去問を始めました。

甘い採点で半分近くは取れていたので安心感は得られました。

 

その一方で全くしていなかった早稲田対策、特に物理化学・化学工学への不安が大きくなってきたので、

この頃から物理化学・化学工学を過去の授業の復習から始めました。

 

物理化学では授業で使っていたアトキンス物理化学

化学工学では授業のプリントや速度論を中心に勉強していました。

 

この年のGWはガッツリ勉強の記憶しかありませんでした。

友達のSNSがしっかり毒でしたね。

来年以降、SNSで旅行の写真を載っけて報復すると決めました。

6月:研究室の院試休み

早稲田の院試1ヶ月前なので、研究室から院試休みをもらえました。

この頃から早稲田院試対策への比重を重くしました。

 

早稲田では無機化学・物理化学・化学工学を受験予定でした。

無機化学は東京科学対策と被る部分があるため、物理化学・化学工学を中心に対策を始めました。

 

物理化学は大問3つ中、2つ取れれば十分だったのでその2題の範囲に集中し、

化学工学は答えを持っている過去問7年分を解き続けました。

 

早稲田対策をしている時でも、1日1時間は有機化学に触れていました。

早稲田対策の詳細については以下の記事をご覧ください。

早稲田大学大学院先進理工研究科、受験しての感想などなど

 

また出願書類やお金の振り込みも済ませました。

大学受験以来の出願で懐かしさを覚えました。

 

ただ難所が1つ、志望動機です。

文字数指定があったので書きやすかったのですが、意外と時間がかかりました。

今思えば4月・5月くらいから考えておけば良かったと思います。

7月:早稲田院試

早稲田院試は大体7月の2週目にあります。

ただ授業の期末テストは院試の次の週であることが多いです。

 

これまで単位取ることをサボっていた私は、院試の翌日から取れなければ留年する授業のテストが待っていました。

なので院試前2週間、院試対策しながら期末テスト対策もしていました。

 

大学院進学を考えるなら、本当に単位はしっかり取っておいた方がいいです。

院試が終わってもあまり心臓の良い状況ではなかったので。

 

また早稲田院試が終わると、東京科学対策1本になりました。

無機化学は早稲田でも対策し続けていたので、勉強時間の多くは有機化学に費やされました。

 

過去問を解く→ウォーレンで復習する→有機演習で類題を解く

上記のパターンをひたすら繰り返しました。

また東京科学対策について、以下の記事で詳細に紹介しています。

東京科学大学大学院物質理工学院、受験しての感想などなど

 

7月末に早稲田の合格発表がありました。結果は合格でホッとしました。

8月:東京科学院試

周りが夏休みに浮き足立つ中、私は地に足つけて勉強していました。

この頃、ずっと使ってた無機演習・有機演習の問題をほぼ暗記してしまったので、

無機分析化学演習・他の大学院の過去問を解いていました。

受験のアディショナルタイムが始まった感じで、浪人生の時を思い出しました。

 

勉強の進捗的に大丈夫だと信じていたので、無理に予定を制限せず遊びやバイトにも行っていました。

ただ前述したSNS報復の気持ちはより一層高まりました。

 

8月中旬、東京科学院試の日。

早稲田と違って初めて行くキャンパスということもあり、緊張していました。

ただテストが始まればいつも通りの調子で、ハプニングもなく終わりました。

 

面接も終わると心晴れ晴れで、9月上旬の東京科学の合格発表では理想通りの結果となって嬉しかったです。

まとめ

私の院試受験スケジュールは上記の通りです。

 

成功の要因は様々ありますが、1つ上げるとするなら自分の実力を適切に把握できていたことだと思っています。

自分の実力を正確に把握し、1番効果の高い勉強を続けられたために少ない時間を上手に活かしきれました。

私の経験を役立ててもらえるとありがたいです。

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