実験レポートの書き方のコツとは? やり方はToDoリストと同じです

実験レポートの書き方のコツとは? やり方はToDoリストと同じです

理系大学生は必ず実験を経験します。

そして実験につきものなのがレポートです。

書き方がわからず、これに泣く人が何人いるのか。

 

今回はレポートの構成・内容のあたりを説明していきます。

科目によってレポートの構成は若干変わる

実験レポートは

物理・化学・生物

と実験内容によって変化します。

 

内容によって細かな部分は異なりますが、大まかな傾向は同じです。

それぞれの実験内容について、まとめます。

物理実験

実験の終わる速さはは3科目の中で一番早い。

その一方でデータ数が多い傾向にある。

そのために結果におけるデータ処理が多い、考察を導くのが少々難しいことがある。

化学実験

無機化学実験は比較的早めに終わることが多いが、有機化学実験は時間が長い。

有機化学実験では反応に時間がかかることが多いからだ。

 

また実験のためにフローチャートを書く必要があり、これが難敵である。

慣れれば早いが、フローチャートは書くのに時間がかかる。

生物実験

有機化学実験ほどではないが、時間がかかる実験。

実験自体に時間はかかるが、レポートは一番書きやすい。

 

観察した内容を書くだけであることが多いからだ。

考察も少ないため、一番気が楽な実験である。

化学系レポートの書き方

今回は私の得意分野である化学実験のレポートに焦点を当てて、書き方を説明します。

 

化学実験のレポートは

  • 目的
  • 原理
  • 実験方法
  • 実験装置
  • 結果
  • 考察
  • 参考文献

で構成されています。

 

これらに

  • 要旨
  • 目次

が場合によって追加されます。

目的

実験の目的を明記します。

実験によって、明らかになることを簡潔に書いていきます。

原理

実験中に起こる反応の仕組みや実験で利用する反応についてまとめます。

物理実験であれば、公式を記載します。

実験方法

実験を行うための方法を記載します。

箇条書きでもいいですが、化学実験の場合はフローチャートの作成を求められることがあります。

実験装置

実験で使う器具・薬品を記載します。

結果

実験で得られた結果をまとめます。

ここでは結果だけで、結果から考えられることは考察で述べていきます。

考察

結果から考えられることをまとめます。

実験レポートで一番重要となる部分です。

参考文献

実験レポートを書いていく上で参考にした文献をまとめていきます。

参考文献の書き方には決まりがあります。

実験レポート書き方のコツ

実験レポートに記載すべき内容はわかったでしょう。

残る問題はいかにレポートを効率よく書き上げていくかです。

 

実験レポート歴2年の私が考える素早く書き上げるコツは

  • 書く要項を全てリストアップする
  • 原理・実験方法・実験装置を先に書く
  • 結果と考察は同じ日に書く

これら3つです。

書く要項を全てリストアップする

やってることはToDoリストと同じです。

レポートに書くべき内容を全てリストアップします。

 

ここで重要なのは項目ごとに書くべき内容をさらに細分化することです。

例えば結果であれば、記載すべき図・表の数を記載して、もれがないようします。

原理・実験方法・実験装置を先に書く

これら3つの項目の特徴は実験書や参考文献を見て、参考にして書けばいいことです。

つまり自分で頭を使って書く項目ではありません。

書き初めには適している項目です。

 

これは個人的な意見なのですが、書き終わっている項目が多い方がどんどんやる気が出てきます。

だから書き上げやすい部分を先に終わらすのは戦略として理にかなっていると思います。

結果と考察は同じ日に書く

考察は結果から導かれることを考えてまとめる項目です。

だから結果が頭に入っていると考察は書きやすいです。

 

結果をまとめた後は考察に一番向いています。

この時を逃すと結果を思い出しながら考察することになり、とても効率が悪いです。

最後に

実験レポートは理系大学生は決して避けて通れない道です。

書く量が多い、時間がかかるなど

不満をたらしながらレポートを書くことが多いでしょう。

 

レポート作成に関して徹底的に効率化をしてみてください。

レポートを効率よく書けるようになると、他のことも効率よく行うことのできる術が身についています。

一石二鳥を考えることで有益に思えるはずです。

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