数式

実験で使う頻度がかなり高い最小二乗法について

  • 2022年11月1日
  • 化学
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化学実験や物理実験でデータを収集し、グラフを書くことがあるだろう。

高校までならプロットの平均あたりにサッと直線を引き、直線の通った目盛から傾きや切片を求めれば十分であった。

しかし大学になると近似曲線を計算で厳密に求めることになる。

 

1次の近似直線であれば

$$y=ax+b$$

と結果的表される。

 

そしてこれは

$$a=\displaystyle\frac{s_{xy}}{s_x^2}$$

$$b=\bar{y}-a\bar{x}$$

という計算が必要になる。

$s_{xy}$や$s_{x^2}$は分散、$\bar{x}$や$\bar{y}$は平均値である。

 

大学の実験において、データ処理の鬼門はこの部分だと思っている。

エクセルが使える場合、パソコンが一瞬で計算を完結させてくれる。

 

手計算の場合、電卓をエンドレスで打ち続ける。

指のいいトレーニングになりますよ。

 

上で紹介した式の値をコツコツと求めていき、代入する方法が無難だろう。

ただ関数電卓を持っているなら、隠された機能に気づくべきである。

関数電卓には最小二乗法の近似式を一瞬で求めてくれるモードが存在する。

 

やり方はここでは書かないが、

「最小二乗法 関数電卓機の機種」

で検索すれば、説明してくれる素晴らしい方々が存在する。

 

データを入力するだけで、a、b、rを求めてくれる。

このモードを発見した時、感動した。

テストで近似式を使うことになると、時間が足りないことを覚悟するからだ。

 

関数電卓機には他にも機能がある。

今思えばこれらの機能を大学1年生の時にマスターしてれば、今よりも多くの時間を生成できたであろう。

 

覚えられるものは覚えておく。

無駄になるかもしれないが、結果として最速コースになるかもしれない。

 

話はブレまくったが、関数電卓はすごいということでした。

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